研究267 相乗りs=2.0の追ストレス(IS/OOS分割・コスト2倍・生存者注入) = s=2.0の選択はOOSでも最適で頑健・GO判定の保守側期待=OOS月利+5.66%/PF1.64・コスト2倍でも+4.6%/PF1.5

リスク管理 · 1 min

STOCK_SYSTEM.md「開いている道」の筆頭(s=2.0はサイズ掃引選択でIS/OOS未分割)を、stock-systemペーパー並走中に解消。ハーネス=研究259のrun_combined+期間/注入パラメータ化。

1. 仮説とねらい

リスク・サイジング・ドローダウン制御の検証記録です。エッジを安全に運用へ落とすための要です。

この検証で確かめたい出発点は次の通りです。

STOCK_SYSTEM.md「開いている道」の筆頭(s=2.0はサイズ掃引選択でIS/OOS未分割)を、stock-systemペーパー並走中に解消。ハーネス=研究259のrun_combined+期間/注入パラメータ化。基準再現OK(全期間s2.0=月利+6.20%/PF1.77/DD-44.7%/Sharpe1.89≒研究259)。

2. 検証の設計(どう組んだか)

いきなり走らせる前に、後知恵や偽エッジが入り込まないよう検証の枠組みを先に固めます。

項目内容
くぐらせた関門パラメータ頑健性 → コスト耐性

この枠組みで、下のステップを順番にくぐらせていきます(どこかで落ちれば不採用)。

3. 検証の手順(ステップ・バイ・ステップ)

ステップ1: イン/アウトサンプル評価

まず、[1] サイズ掃引のIS/OOS分割: ISはs2.5まで単調改善(+7.23%)だがOOSはs2.0がピーク(+5.66%/PF1.64 vs s2.5 +5.29%/最悪月-23.6%)=s=2.0の選択は全期間ラッキーではない。

ステップ2: イン/アウトサンプル評価

次に、[2] コスト2倍(4¢+4bp): 全期間+4.57%/PF1.54・OOS+4.61%/PF1.52=存続。

ステップ3: 検証ステップ

続いて、[3] 生存者注入(3seed): 実測アンカー(p0.36%×損失-12%, 研究256)で月利6.20→6.01%(-0.19pt)=微小。全損仮定でも+4.70%/PF1.56。破綻5倍(p2%×-50%)で月利+1.70%/DD-75%=研究256の「破綻には5倍×全損級が必要」を相乗り形でも確認。

ステップ4: イン/アウトサンプル評価

さらに、VERDICT: s=2.0採用を追認(頑健)。GO判定に使う保守側期待バンド=月利+4.6〜5.7%/PF1.5〜1.6(OOS・コストストレス帯。生存者調整はさらに-0.2pt)。

ステップ5: ユニバース探索(候補の洗い出し)

加えて、開いている道: 広域2,492ユニバース(実運用構成)での同ストレス。

4. 結果のまとめ(主要指標)

検証で得られた代表的な数値です(同一記事内に複数条件がある場合は代表値)。

指標
月利+6.20%
最大DD-44.7%
PF1.77
Sharpe1.89
OOS+4.61%

用語と検証手法

この記事で出てくる主な用語です。

  • PF(プロフィットファクター): 総利益÷総損失。1.0超で純利益、値が大きいほど効率的です。
  • Sharpe: リスク(変動)1単位あたりのリターン。大きいほど滑らかな資産曲線です。
  • ドローダウン(DD): 資産の山からの最大下落率。プロップの最大-10%等の制約に直結する最重要リスク指標です。

図: ウォークフォワード(前進検証)の考え方。過去でルールを決め、まだ見ていない未来で試します(後出しを防ぐ)。

図: ウォークフォワード(前進検証)の考え方。過去でルールを決め、まだ見ていない未来で試します(後出しを防ぐ)。

この検証のつながり

この検証は、過去の次の検証を踏まえています(前回ダメだった→今回こうした、別ロジックとの比較など)。